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仲宗根美樹、アーカイブ配信第1弾「川は流れる」ほか1961~64年発売シングル49作品を配信
SOUND FUJI 編集部
2024.12.6
今年2月24日に肺がんで逝去した歌手・仲宗根美樹が、1961年から1964年に掛けて発売したシングル49作品が各配信サイトにて配信開始となった。
仲宗根美樹は、1961年に日本テレビ『東京物語』に出演し、同番組の挿入歌「愛に生きる」でキングレコードから歌手デビュー。同年発売のシングル「川は流れる」が100万枚を超える大ヒットとなり、第3回日本レコード大賞新人奨励賞を受賞。さらに同曲で第13回NHK紅白歌合戦に初出場し、紅組のトップバッターを務めた。紅白には1967年まで5回出場している。
また、両親が沖縄県出身ということもあり、「島育ち」「奄美恋しや」など沖縄ソングをヒットさせ、沖縄シンガーの元祖としての地位を確立。
先日、『第66回輝く!日本レコード大賞』の「特別功労賞」に選出されたことも発表された。
これまでにCDで発売された仲宗根美樹の作品集には代表曲や沖縄ソングを中心としたものが多かったものの、歌手活動の中でリリースされた100作品にも及ぶレコードの中には、持ち前の表現力豊かな歌唱を活かしたポップス、ジャズ、シャンソン、洋楽カバー、演歌、民謡など多彩なジャンルの楽曲が残されている。
今回の配信企画では、オリジナルのアートワークもそのままにアーカイブ配信をしていき、歌手・仲宗根美樹の魅力や足跡を再確認していく。1965年の『ワン・レニー・ナイト・イン・トウキョウ/夏の日の想い出』以降のシングル作品、そして『川は流れる-仲宗根美樹のうた-』以降のアルバム作品のアーカイブ作業も目下進行中だ。
わずか4年の間に発売された膨大な楽曲群を堪能しつつ、来年に予定する第2弾配信の続報をお待ちいただきたい。
▼配信はこちら
https://mikinakasone.lnk.to/Streaming.DL
【配信作品紹介】
『愛に生きる/ヤーナ子ね』(1961年5月発売)
※「愛に生きる」=日本テレビ連続ドラマ『東京物語』主題歌
『夢でござんす三度笠/旅の二十八人衆』(1961年6月発売)
※「夢でござんす三度笠」=東映映画『東海一の若親分』より
『二人でスクスク/わたしは炎』(1961年7月発売)
『雨の花園/川は流れる』(1961年9月発売)
※「川は流れる」=朝日放送ホームソング(呉羽紡績提供)
『故郷に祈る/ほろほろ夜汽車』(1961年11月発売)
※「故郷に祈る」=大藏プロ作品『太平洋戦争と姫ゆり部隊』挿入歌
『雷ロック/あこがれは空の涯て』(1962年1月発売)
※「雷ロック」=大映映画「うるさい妹たち」挿入歌
『あざみの歌/雪の降る町を』(1962年2月発売)
※「あざみの歌」「雪の降る町を」=NHKラジオ歌謡
『青い月夜は素晴らしい/誰も知らない喫茶店』(1962年3月発売)
『次郎ちゃん/泣くのは明日』(1962年5月発売)
『しのび逢い/草原のふるさと』(1962年5月発売)
※「しのび逢い」=松竹映画『しのび逢い』主題歌
『銀座でツイスト/ミキのブルース』(1962年6月発売)
『雲は流れる/あなたはNo.1』(1962年7月発売)
『ためいき/愛の渚』(1962年8月発売)
『裏磐梯よいつまでも/青春のスカイライン』(1962年8月発売)
『阿里屋ユンタ/ちんさぐの花』(1962年10月発売)
『ユキコの灯 / 雪国の娘』(1962年11月発売)
『海猫が飛んで/愛の吊橋』(1962年11月発売)
※「海猫が飛んで」=松竹映画『海猫が飛んで』主題歌
『枯葉/恋の気分で』(1962年11月発売)
『ブルー・ムーン/霧のロンドン・ブリッジ』(1962年11月発売)
『倖せはいつの日か/バンドボーイの唄』(1962年12月発売)
『島育ち/ツーラッタ節』(1962年12月発売)
『悲しみとよろこび/ミキの日記』(1963年2月発売)
『この道を行けば/ガラスの小猫』(1963年2月発売)
※「この道を行けば」=東京放送・朝日放送連続放送劇『この道を行けば』主題歌
『旅の踊り子/雲になりたい』(1963年4月発売)
『風も恋する/緑の旅情』(1963年5月発売)
『昨日の雲は帰って来ない/白い花のたそがれ』(1963年5月発売)
※「昨日の雲は帰ってこない」=TBSテレビ映画『昨日の雲は帰ってこない』主題歌
『奄美恋しや/島の乙女』(1963年6月発売)
『永良部百合の花/白浜節』(1963年7月発売)
『あの山越えて/君を愛すれば』(1963年9月発売)
『エラブ百合の花/谷茶前節』(1963年9月発売)
『波止場の娘/北国の星』(1963年10月発売)
『サン・レモ乾杯!/恋の街角西銀座 』(1963年10月発売)
※「サン・レモ乾杯!」=東和提供イタリア映画『サン・レモ乾杯!』主題歌
『りんご花嫁/雪の夜』(1963年11月発売)
『ブルース・ギター/黒いキッス』(1963年12月発売)
『ツーラッタ節/これが恋かな』(1964年1月発売)
『死ぬほどに好きだった/星は消えない』(1964年つ2月発売)
『さよなら十代/愛の鈴蘭』(1964年3月発売)
『ホロロン追分/新しい今日』(1964年3月発売)
※「新しい今日」=ABCホームソング(呉羽紡績提供)
『ドリーム・ファイブ/幸福さんが歌ってる』(1964年4月発売)
※「ドリーム・ファイブ」=マルマン ガスライター
『泣くなんてバカね/イカスあなたに逢ってから』(1964年6月発売)
『加茂川慕情/祇園小唄』(1964年6月発売)
『東京の夜は更けて/歩きましょうよ月の夜は』(1964年7月発売)
『恋しくて逢いたくて/それを二十才で知りました』(1964年8月発売)
『春がきて秋がきて/人っ子一人いない島』(1964年9月発売)
『アダンの島/谷茶前節』(1964年9月発売)
『バスよ私と泣いて行け/思い出の灯は消えて』(1964年10月発売)
『午前0時のブルース/風立ちぬ』(1964年11月発売)
『淋しい町のロンリー・クリスマス/星を見つめてもう一度』(1964年11月発売)
『遠い人/さよならの季節』(1964年12月発売)
※「遠い人」=NHK 今日のうた